日本には中国から伝わった文化や風習が今も数多く残っている。それは日本が古代中国を師として、さまざまな事物を学んだ歴史があるためだが、中国人からすれば、「日本は中国に学んでいた存在だったはずなのに、いつの間にこんなに先進的な国になったのか」という疑問もあるようだ。

 中国メディアの快資訊は1日、わざわざ遣唐使を送って中国から多くのことを学んでいたように、中国はかつて日本にとって師に当たる存在だったと指摘する一方、現代の日本は中国より先進的であり、中国が日本に学ぶべきことの方が多いと伝えている。

 記事はまず、日本を訪れたことのある中国人ならば、「日本にはどこに行っても秩序があり、環境が整っている」という共通認識を持っているはずだと指摘。また、日本人は子どもでもルールを守り、集団行動ができることは多くの中国人にとって「震撼させられること」であり、同時に学ぶに値することなのだと論じた。

 また、日本はかつて先進的な技術や思想を中国に学んでいたと指摘する一方、今や技術力では日本の方が上であると指摘。製造業の分野でも世界に名だたる企業は数多く存在すると伝え、中国は隋や唐、宋の時代は日本より確実に先進的であったはずなのに、現代では日本の方が先進的な分野は圧倒的に多いと指摘した。

 さらに記事は、元々は中国に起源を持ちつつも、日本で花開いた文化は多いと伝え、中国人も日本人のように長所や精髄を学び取り、1つのことを極めて昇華させる姿勢を身につけなければならないと伝えている。
searchina
2018-06-02 12:12
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