【2018年アジア競技大会】
■ 韓国、日本に0-10で4回コールド負け
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「初のメダル獲得には失敗しましたが、2年後に再び正式種目となる東京オリンピックでは、必ず出場権を獲得します」

22日午前(現地時間)インドネシアのジャカルタで行われた2018年アジア競技大会、ソフトボール予選最後の6回戦。世界最強の日本を迎えて実力の差を痛感し、0-10で4回コールドゲーム負けを喫したが韓国選手の表情は暗くなかった。むしろ次は雪辱するという意志が燃えているように見えた。イム・ビョンジョン監督(51歳)が率いる韓国はアジア大会史上初のメダルを目標にしたが、1次リーグ(7チーム)2勝4敗で1〜4位が競う4強トーナメントには進出できなかった。

この日センターで先発出場してリリーフ投手、1塁と多くのポジションをこなしたヤン・イスル(29歳・慶南体育会)は、「(去る9日の)台湾戦が最も残念だった。走塁ミスでタイブレーク(7回まで引き分けの場合に行う延長戦)で負けた」と言葉を詰まらせた。韓国は1回戦から香港を5-1で破って快く出発した。しかし台湾(2-3)、フィリピン(3-5)、中国(1-2)と続けて惜しくも敗れた後、インドネシアを4-2で破ったが日本の壁を越える事はできなかった。

この日の日本戦では世界最強の投手である上野由岐子(36歳)の球威に完全に押され、1安打を記録しただけで1点も取る事ができなかった。三振も7つもあった。今回日本選手団の騎手を務めた上野(1m75cm)は、2008年北京オリンピックの日本の金メダルの主役である。ソフトボールは当時までは正式種目だったがその後のオリンピックからは除外され、2020年の東京オリンピックで正式種目として再び採択された。アジア大会では1990年の北京大会から正式種目となり、日本が2002年の釜山(プサン)大会から4回連続で金メダルを獲得した。

韓国は国内の実業チームが慶尚南道(キョンサンナムド)・仁川(インチョン)・光州(クァンジュ)・釜山など体育会所属の4チームと、大邱(テグ)都市公社の5チームに過ぎない。底辺が狭いのである。しかし国家代表選手は去る2月から、鎮川(チンチョン)選手村でメダル獲得のために汗を流した。去る6月の東アジア大会では3位と善戦した。イム・ビョンジョン監督は、「うちの選手の底力が弱かった」と言いながらも、「全力を尽くしたが成果を出せず、選手に申し訳ない。台湾戦が痛かった」と惜しんだ。

韓国は今回、メダル獲得のために在日同胞であるペ・ネヘ(33歳)とペ・ユガ(29歳/慶南体育会)姉妹を日本から帰化させて戦力を強化したが、アジアの高い壁に遮られてしまった。ヤン・イスルはこの日の試合の後、「ソフトボールは投手がオーバーハンドではなくアンダーハンドで投げ、走者のリードもなく、ベースラインの距離が短いのが魅力」と言いながら、「女性がプレーするには非常に面白い。我が国の底辺も広くなって欲しい」と話した。彼女は続けて、「今後が東京オリンピックの予選でフィリピンや台湾などを破り、必ず東京オリンピックに出場する」と話した。

以下、略。

(写真)
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▲ 日本戦で力投する韓国のペ・ユガ
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▲ ペ・ネヘ(右)とペ・ユガ姉妹
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▲ ヤン・イスル、「不人気種目のソフトボールが活性化して若い選手が現れ、将来的に国際大会で頑張って欲しい」
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▲ 今回のアジア大会のソフトボール公認球

ソース:ハンギョレ(韓国語)
https://sports.news.naver.com/kbaseball/news/read.nhn?oid=028&;aid=0002422238