米議会調査局(CRS)のアジア専門家、マーク・マニン研究員は9日(米国時間)「韓米同盟は表向きは安定しているように見えるが、水面下では緊張が高まっている」「対北朝鮮政策や在韓米軍問題などで意見が食い違った場合、対立が表面化する恐れもある」などと指摘した。

マニン氏はこの日「コリア・ソサエティー」主催の懇談会に出席し上記のように述べた。懇談会のテーマは「米議会と韓国」。CRSは米連邦上院下院議員らによる立法活動の支援を目的に議会が設置した超党派の政策研究機関だ。

マニン氏によると、米国では韓国政府の対北朝鮮政策について「前のめりすぎ」といった懸念の声が多く上がっているという。

マニン氏は「もし米朝交渉で突破口が見いだせず、その一方で韓国と北朝鮮が今のようなやり方で関係改善を進めた場合、韓米両国間に潜在している緊張状態が表面化するかもしれない」と指摘した。

懇談会の席上、米議会調査局の別の研究員は韓国が南北軍事合意に基づき非武装地帯の見張り所(GP)などを撤収したことについて「米国の国防政策担当者の間で懸念の声が上がっている」と伝えた。


2018/11/12 10:31
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