【ソウル聯合ニュース】北朝鮮観光などを扱う中国の旅行会社「ヤング・パイオニア・ツアーズ(YPT)」が、クリスマス期間に北朝鮮を観光する旅行商品を販売していることが、26日分かった。

https://i.imgur.com/YDe8ixZ.jpg
ツアー内容を紹介する写真(YPTホームページより)=(聯合ニュース)

同社のホームページによると、2泊3日で平壌を観光するツアーは475ポンド(約6万9000円)、開城と非武装地帯(DMZ)観光を含む3泊4日のツアーは595ポンドで販売されている。

このツアーは、クリスマスイブの来月24日午前8時に中国・丹東駅でガイドと合流し、新義州を経て平壌まで汽車で移動する。

 クリスマス当日には午前中に平壌の万寿台記念碑、人民大学習堂、外国語書店、金日成(キム・イルソン)広場などを回る。昼食には平壌冷麺とビビンバが提供される。午後には凱旋門、主体思想塔、朝鮮戦争博物館、朝鮮労働党創建記念塔などを見物し、大同江ビール工場を訪問する。

 最終日にはツアー日程によって北朝鮮を出発するか、開城に移動してDMZに向かう。

 YPTは来年6月に丹東からフェリーで韓国に向かい、6泊7日でソウルと江原道一帯を回る995ポンドのツアーも発売した。

 このツアーは、ソウルの南大門市場、青瓦台(大統領府)、景福宮、光化門、鷺梁津水産市場などを見物し、江原道に移動して束草、高城統一展望台、DMZの韓国側地域を回る日程で構成されている。高城では金日成主席の別荘も訪問する。

 YPTは2008年に設立。北朝鮮のほか、アフリカ、中央アジア、中東、旧ソ連諸国の旅行商品を取り扱っている。

 同社は北朝鮮に約1年半拘束され、昨年6月に死亡した米国人大学生オットー・ワームビア氏が利用した旅行会社でもある。


https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20181126003000882?section=society-culture/index
聯合ニュース 2018.11.26 18:40