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▲朴相俊(パク・サンジュン)客員論説委員・日本早稲田大国際学術院教授

最近、防弾少年団のあるメンバーが原爆写真がプリントされたTシャツを着たことが日本右翼の攻撃を受けて少なからぬ騒動があった。日本の様々な放送番組でこの騒動をめぐる出演者らの甲論乙駁があったが、「いっそ見なかったら良かった」という気がするほど深い絶望感を感じた。

防弾少年団のその青年は大韓民国の光復を記念するためか、あるいは特別な考えもなく、そのTシャツを着たのだろう。原爆被害者を馬鹿にするつもりはなかったと確信する。私は反日感情がいくら激しい韓国人であっても原爆被害者を馬鹿にするのは決して見たり聞いたりしたことがないからだ。

しかし、日本メディアはそのTシャツが単に光復を記念するためだったという事実には目をとじたまま、原爆被害者を傷つける行為という点だけを強調する。日本人たちが原爆について持っている傷と怒りをある程度分かり、彼らが激昂した理由も理解できる。

しかし、出演者の中で誰か一人でも、「私たちの深い傷が嘲笑されたと感じた時のこの怒りを韓国人も感じなかっただろうか?過去の侵略と植民支配を否定し美化する発言を聞いた時の韓国人の気持ちもこのようではなかったか?」という言葉をしてくれるように願った。私が見ていない番組ではそのような自省の話が出かもしれないが、少なくとも私がみた番組では韓国に向けた怒りしかなかったので非常に残念だった。

さらに今回、問題になったのはやっと20代の若い青年だ。単にTシャツを着ただけで、そのTシャツ全体の内容は祖国の光復に関するものだった。しかし、植民支配を美化し日本軍慰安婦被害者を冒とくしたのは日本の有力政治家たちだ。どちら側がさらに怒るべきか?

何年か前、安倍晋三総理や橋下徹大阪市長の慰安婦発言が国際社会から大きな非難を受けたことがある。当時、日本のある朝のトークショー番組の主題を私はまだ忘れられない。「世界の誤解をどのように解くか?」であった。世界の誤解を解くのでなく、あなた方の歴史認識が世界の普遍知性とどれほど乖離しているかを先に悟るべきではないだろうか!嘆きがひとりでに出た。

日本の大学で教鞭を取っているので、学生たちは私を「センセイ」と呼ぶ。私を「センセイ」と呼ぶ日本人学生たちに親しみを感じ、彼らと縁があるので、教室で先生と学生として会ったと信じる。彼らに過去の歴史の責任は問わない。むしろ、彼らの両親が生まれる前に起きたことについて、恥じるなと話す。

しかし、歴史の真実に向き合う勇気を持てと助言する。過去に起きたことは彼らの責任ではないが、そのことをどのように記憶し、どのように教えるかは今の世代が担わなければならないことだからだ。私の学生たちに時には日本人あるいは韓国人という見解を抜け出して、ただ一人一人の人間の胸で世界に光を当ててみろと助言する。

ソース:東亜日報(韓国語) [東亜広場/パク・サンジュン]防弾少年団のTシャツだけ見るだろうか
http://news.donga.com/Main/3/all/20181208/93201970/1

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