【ソウル聯合ニュース】韓国と北朝鮮は13日、南北の鉄道・道路連結に向けた着工式を26日に北朝鮮・開城にある板門駅で開催することで合意した。韓国統一部が伝えた。

この日、南北は開城工業団地内の共同連絡事務所で、着工式の日程などを話し合い、合意に達した。南北首脳が9月の平壌共同宣言で合意した年内の着工式開催が実現することとなった。

板門駅は先月30日に朝鮮半島東部の京義線の北朝鮮側区間に対する南北共同調査のため韓国調査団が訪朝した際、使用した列車が北朝鮮の車両と連結された場所。同駅から調査が始まった。

 開催日が26日になったのは、南北鉄道・道路の連結に関する事業を、対北朝鮮制裁の例外として認定する問題などを米国と話し合った後に着工式を行うためとみられる。

 韓国と米国は20日ごろ、非核化や南北関係、北朝鮮制裁問題などを調整する作業部会(ワーキンググループ)の会合を開催するとされる。

 これについて韓国統一部の当局者は「対北制裁に(抵触する)懸念が出ないようにする」と話した。

 着工式には南北からそれぞれ約100人が参加する予定で、具体的な事項については協議を続けることにした。

 南北は着工式に重みを加えるため、可能な限り高官を出席させることで一致したものの、南北首脳が参加する可能性は低いことが分かった。

 この日の会議には韓国から共同連絡事務所のキム・チャンス事務局長をはじめ4人、北朝鮮からは黄忠誠(ファン・チュンソン)祖国平和統一委員会部長をはじめ4人がそれぞれ出席した。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20181213004300882?section=politics/index
聯合ニュース 2018.12.13 19:11