2004年に茨城県で女子大学生を殺害した罪などに問われたフィリピン国籍の男に対し、東京高裁は、一審に続いて無期懲役を言い渡しました。

 フィリピン国籍のランパノ・ジェリコ・モリ被告(37)は、2004年1月、仲間2人と共謀し、茨城大学の学生だった女性(当時21)に性的暴行を加え、刃物で首や胸を刺し、殺害した罪などに問われています。

 一審の水戸地裁は無期懲役を言い渡し、ランパノ被告側は「有期刑が相当」などとして控訴していました。ランパノ被告は控訴審で、「被害者の首を絞めておらず、他の共犯者2人よりも果たした役割は軽い」と主張しました。

 16日の判決で、東京高裁は、「被告の刑事責任は重大」と指摘し、「一審の量刑が重すぎることはない」として、ランパノ被告に一審に続いて無期懲役を言い渡しました。

 この事件をめぐっては、ランパノ被告と一緒に犯行に及んだとしてフィリピン国籍の男2人が国際手配されています。

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TBSnews 1/17日12時34分