2019年1月30日、韓国・YTNなどによると、韓国軍当局が韓国型ミサイル防衛システムの中核を担うL‐SAM迎撃ミサイルの試験発射に失敗していたことが分かった。 

防衛事業庁はYTNの取材に対し、「開発中のL‐SAMの飛行テストを昨年11月に行ったが、技術的な問題で成功しなかった」と述べたという。 

弾道弾迎撃ミサイルであるL‐SAMは、昨年量産が始まったM‐SAMと共に韓国型ミサイル防衛システムの主力戦力と言われている。そのため韓国では「開発の遅れ」が懸念されているといい、YTNも「L‐SAMの開発は戦時作戦統制権の返還に向けた先決課題であるため一日も早く技術を備えて再テストを行うべきだが、まだ日程すら決まっていないのが現状だ」と伝えている。 

L‐SAMは昨年4月と6月の2度にわたって試験発射が延期されていた。 

これに、韓国のネットユーザーからは「失敗は成功のもと。恐れず挑戦してほしい。他の国も失敗を繰り返していい兵器を造ったのだから」「早さより質にこだわるべき」「必ず成功すると信じている。積極的に研究を続けてほしい」など応援する声が続々と寄せられている。 

一方で「文大統領がどんどん予算を減らしているのに成功するだろうか?」と懸念する声や、「金正恩(キム・ジョンウン)が許してくれないようだ」「北朝鮮好きが大統領なんだから成功するはずないよ」「問題は開発に失敗したことではなく、今の政権が金正恩の目を気にして兵器の開発を制限していること」と指摘する声も数多く上がっている。(翻訳・編集/堂本)

https://www.recordchina.co.jp/newsinfo.php?id=683866&;ph=0&d=d0058
Record China2019年1月30日20時50分