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▲2015年に日本を訪問したドイツのメルケル首相(左)が、東京の首相公館で安倍晋三首相(右)と首脳会談後、共同記者会見を開き会談の内容を説明している。連合資料写真

第二次世界大戦勃発80周年の今年、年初からドイツと日本の首脳会談に国際社会の耳目が集まっている。両国は第二次大戦を起こした「戦犯国」に指定され、戦後しばらく聨合国の占領統治を受けた。戦争を導いた指導者の一部が戦犯裁判で死刑など刑事処罰を受けた点も共通している。

ただし第二次大戦後、ドイツは徹底した過去の歴史反省を通じて国際社会の尊敬を受ける一員に合流した一方、日本は不充分な過去の歴史整理のせいで韓国など隣国と相変らず摩擦を起こしている。

◆メルケル、就任後5回目の「昔の同盟国」日本訪問

4日、外信によればアンゲラ・メルケル独首相が5日まで二日間、日本を訪問する。メルケル首相の訪日は2005年就任後5回目で2016年三重県伊勢志摩で開かれたG7(主要7カ国)首脳会談出席後では3年ぶりだ。メルケル首相は訪日期間中、退位を控えた明仁国王を訪問する。また、安倍晋三首相と会って首脳会談を持つ。

安倍首相との会談でメルケル首相は過去の歴史などの政治問題より自由貿易拡大方案など経済分野で独日両国が共通の関心を持っている懸案を集中的に議論する計画だと知らされた。
(中略:◆今年の第二次世界大戦勃発80周年... 独・日、「交錯した道」)

◆ドイツの過去の歴史教訓をこめた韓日関係の「助言」をするだろうか

そのため、ドイツ国内とヨーロッパなど国際社会ではメルケル首相が今回の訪日期間中、日本の過去の問題対処方式に関し、どんな「骨のある」発言をするか慎重に予想する表情が感知される。

ちょうど日本は哨戒機脅威飛行論議で韓国と深刻な葛藤を生じており、この懸案に対する記者の質問に答える形式で韓日過去問題に言及する可能性があるということだ。

実際にメルケル首相は2015年3月訪日当時、安倍首相との共同記者会見で記者の関連質問に「ドイツは第二次大戦の誤りを整理できたので後日、ヨーロッパ統合をなすことができた」として「ドイツはナチが犯した罪悪にどのように対応するのかに関する議論があった」と答えた。これは安倍政権に向かって「過去の歴史を直視せよ」と間接的に注文したと分析された。

当時、メルケル首相は韓日関係についても「すべての努力を惜しまずに平和的努力をする必要がある」と助言した。

キム・テフン記者

ソース:世界日報(韓国語) 第二次大戦80周年に日訪問…メルケル「過去の歴史石直球「投げるだろうか?
http://www.segye.com/newsView/20190204000769