韓国の防衛事業庁(防事庁)は12日、アジア地域における米国のF35ステルス戦闘機の整備業者として韓国の防衛関連企業コンソーシアム(チームROK)が公式に選定されたと発表した。今回のコンソーシアムには、ハンファ・システムや大韓航空、LIGネクスワンなど6社が参加した。韓国防衛関連企業コンソーシアムが整備を請け負うことになった部分は、17分野のうち航空電子、機械および電子機械、脱出システムの3分野だ。防事庁の王淨弘(ワン・ジョンホン)庁長は「2016年に第1段階の業者選定が行われた当時は、たった1品目しか選ばれなかった。およそ2年間にわたり防事庁と各社が協力した結果、より多くの分野へ参加できるようになった」と語った。今回選定された業者は2025年から40年まで15年間、F35の整備を受け持つ予定だ。アジアでF35を運用する国は、韓国をはじめ日本・オーストラリアの計3カ国。防衛関連企業内外からは、今回の整備業者選定により、F35のパーツ事業に韓国企業が参加する契機が整ったという評価もある。防事庁関係者は「F35のグローバル供給網に参加する輸出協力のチャンスになるだろうと期待している」と語った。

梁昇植(ヤン・スンシク)記者

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/02/13 09:41