韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、三・一節100周年記念の演説で「トランプ大統領が示した(北朝鮮との)対話の意思や楽観的展望を高く評価している」として、「朝米間の完全な妥協を実現したい」と語った。米朝間の大妥協で北朝鮮の核が完全になくなり、北朝鮮制裁も解除されるのは、韓国の全国民が望んでいることだ。

しかし先日の第2次米朝首脳会談は、北朝鮮には本当に非核化する意思がなく、米国にはこんな北朝鮮と適当に妥協する気はない、という事実を確認させる場だった。文大統領の状況認識は、現実とはかけ離れている。

この状況で文大統領は「金剛山観光と開城工業団地の再開案を米国と協議したい」とも語った。それこそ北朝鮮制裁解除問題のせいで第2次米朝首脳会談が決裂したというのに、ほかならぬ韓国の大統領が北朝鮮の肩を持ち、制裁解除に乗り出したいという。

これまでに現れた金正恩(キム・ジョンウン)の意図は明白だ。非核化のふりで制裁の網に穴をあけ、核保有国になりたいというものだ。文大統領は、北朝鮮を本当に核保有国にしてやるつもりなのか。

金正恩委員長がトランプ大統領と会って「時間がないのに」と言ったのは、制裁がそれだけ苦痛だという意味だ。制裁以前、北朝鮮は石炭など鉱物の輸出だけで年間10億ドル(現在レートで約1119億円)以上を稼いでいた。昨年は、この輸出が「ゼロ」になった。

今の水準の制裁をあと数年維持しさえすれば、金正恩が「核を持って粘っていては本当に体制が崩壊しかねない」と考えることもありえる。その時が、本当に北朝鮮の核廃棄交渉が可能になるタイミングだ。

文大統領は1日、「今も韓国社会において、かたよった色分け論が猛威を振るっている。『アカ』という表現と『色分け論』は韓国人が一日も早く清算すべき代表的な親日残滓」と語った。三・一運動100周年という意義深い日に、だしぬけに『アカ論』とは。

国と国民は21世紀でグローバル経済の中にいるのに、大統領は80−90年前の親日・アカの話をしている。


2019/03/02 10:02
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/03/02/2019030280015.html

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