北朝鮮の制裁逃れをめぐる報告書について、国連安全保障理事会が公表を決めたことが、JNNの取材で分かりました。

 これは、JNNが入手した国連安保理・制裁委員会の専門家パネルによる報告書で、北朝鮮が石油精製品を不法に輸入し、核・ミサイル活動も続けていると制裁逃れの実態が記されています。国連安保理内部で5日、報告書の採択を決めたことが、関係者への取材で分かりました。

 一部の安保理理事国が自らの関与が疑われる記述に不満を示し、紛糾しましたが、最後はアメリカと中国、ロシアも合意したということです。前回の報告書は、アメリカとロシアが対立し、採択できませんでした。先月の米朝首脳会談では、北朝鮮が「制裁緩和」を求めましたが、安保理として「制裁圧力の継続」で結束した形です。

 報告書は14日までに採択、公表の見通しです。(07日05:05)

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2019年03月07日 12時35分 TBSnews提供