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▲ ブラック・アイボリー・コーヒーを大量生産する技術を開発した江原大学校のカン・ウォンフィ教授

ゾウに海洋深層水と生豆を食べさせ、高級飲料であるブラック・アイボリー・コーヒーを大量生産する技術が開発された。

江原(カンウォン)大学校は5日、カン・ウォンヒ教授(農業生命科学大学・園芸科学専攻)が韓国研究財団と江原大学校産学協力団の支援を受けて、最近、この技術に関する特許を出願したと明らかにした。象に生豆を食べさせた排泄物からコーヒーの実を探すこの技術は、ジャコウネコの排泄物をろ過する『ルアックコーヒー』に似ている。

コーヒー豆がゾウの胃を通過しながら、苦みを出すタンパク質成分が分解される発酵過程を経ているのが特徴。そのため他の種類のコーヒーに比べ、甘くてのどごしが良いというのがカン教授と研究陣の説明である。

特に、ゾウの糞コーヒーは1kgあたり1,800ドル(韓国価格=200万ウォン)で、世界で最も高価なコーヒーに数えられている。エスプレッソ1杯の価格は、我が国の価格で1万8,000万ウォンに至る事が分かった。

カン教授はこれに江原道(カンウォンド)高城郡(コソングン)で生産された海洋深層水を使用して、コーヒー生豆の品質も向上させた。コーヒーの実を乾かした後、サトウキビとバナナを交ぜてゾウに食べさせる既存の方法とは異なり、コーヒーの実の果肉部分を除去した生豆をゾウに食べさせた。

その結果、生豆の体積が減ってゾウがコーヒー実をより多く食べる事ができ、丸ごと飲み込むため生豆が潰れる確率も減らす事ができた。カン教授はこれを通じて、先月ネパール現地で既存の方法に比べて生産量を最大4倍まで増やす事を立証した。

カン教授は、「コーヒー販売の収益金の一部をゾウと野生動物保護団体に寄付し、人間と動物が共存する世界を作る事に役立てたい」と述べた。’

ソース:NAVER/朝鮮日報(韓国語)
https://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&;mid=sec&sid1=102&oid=469&aid=0000369527