日本のカトリック教会組織『カトリック正義と平和協議会』(正平協)の勝谷太治司教が、過去の歴史を反省して、日韓両国の平和を日韓カトリック教徒でともに作っていこうと呼び掛ける談話を発表した。

 3月12日に韓国天主教主教会議が公開した談話文「3・1独立運動100周年を迎えて」の中で、勝谷司教は「今年の3月1日は、私たち日本のカトリック教会にとっても、歴史を直視し、朝鮮半島をはじめとするアジアの人々と平和をいかに築くのかを問い直すべき日」とし、「日本のカトリック教会は、植民地時代の韓国カトリック教会に大きく関与したし、日本の侵略戦争への協力を信者に促したことについても責任がある」と謝罪の意を表した。

 その上で「1945年に植民地から解放された後の朝鮮戦争と南北分断の根源にも、明治以来の日本の侵略政策という歴史がある」と指摘した。続いて「現在また、政治において日韓政府の間は緊張している」とし「私たち日韓のカトリック者は、同じ平和の福音のもとに集うイエス・キリストの弟子・兄弟姉妹として、日本の過去の加害の歴史を見つめながら、文化・宗教など市民によるさまざまな交流を深めていくことが大切」と強調している。

 朝鮮戦争と南北分断は「日本のせい」と主張するのは韓国左翼政権の歴史観そのものだ。何せ文在寅大統領は自称カトリック信者だから「正平協」が、同調するのもムリはない。

「文氏は2018年10月18日、金正淑夫人を同伴してバチカン法王庁を訪問し、ローマ法王フランシスコを謁見しています。大統領とはいえ、一カトリック教徒にすぎない文氏が、法王に夫人を連れで謁見できたということは、それだけでも文氏の信仰が神に認められた結果というべきでしょうね。皮肉ですが」(韓国ウオッチャー)

 人権弁護士の文氏は大統領に就任後、「積弊清算」を標語に歴代大統領に見られないほど、激しい反日活動を進めてきた。過去の過ちを反省し、悔い改めることはキリスト者として基本的な姿勢だが、文氏の場合は、民族の過失や過ちを悔い改め、内省するのではなく、過去の過ちはすべて日本側にあるとして、日本の朝鮮半島統治時代を追及し、糾弾してきた。旧日本軍の慰安婦問題では、少女像を駐韓国日本大使館前に設置するだけではなく、米国や欧州各地に設置している。これは憎しみの拡散以外の何物でもない。

 つまり、文氏の言動は「イエスの教え」とは180度異なっており、キリスト教ではこのような人物を「偽善者」と呼ぶ。

 警視庁と大阪府警の合同捜査本部は、00年12月、赤軍派最高幹部の重信房子の関係先を家宅捜索し多くの資料を押収したことがある。この捜査に抗議した「呼び掛け人」7団体と4個人の中に名を連ねていたのが「正平協」だ。ウマが合うのも当然なのかもしれない。

https://wjn.jp/sp/article/detail/4607105/
週刊実話 2019年03月19日 22時00分