【ソウル聯合ニュース】韓国で国連安全保障理事会の北朝鮮制裁決議に違反した疑いがある外国籍の船舶2隻が、出港を差し止めされ、当局から調査を受けていることが3日、分かった。

捜査当局によると、北朝鮮船舶との違法な洋上取引(瀬取り)で石油精製品を積み替えた疑いや、北朝鮮産の石炭運搬に関与した疑いがあるパナマ船籍の船舶1隻とトーゴ船籍の船舶1隻が2月に、それぞれ釜山港、浦項港に入港。両船舶は韓国当局により港に留め置かれ、調査を受けているという。

韓国政府は米国側の情報をもとに船舶の留め置きを決めた。調査の結果により出港差し止めを解除するか、正式に抑留するかを判断する計画だ。

 韓国政府は安保理決議に違反した疑いが認められた4隻の船舶を留め置いているが、今回の2隻は疑いが立証されていない。

 安保理決議では、禁止された活動に関与したと信じる合理的な根拠がある場合、国連加盟国に入港した当該船舶を押収、検査、凍結(留め置き)させる。留め置きから半年が経過し、適切な措置が取られたと北朝鮮制裁委が判断した場合は、留め置きなどが解かれる。

 また、米財務省が先ごろ発表した、北朝鮮との瀬取りにかかわった疑いがある船舶のリストに記載されていた「LUNIS」という名の韓国の船舶がこの日午前、韓国に入港し、当局が調査を行ったが、問題は見つからなかったとされる。

 韓国政府は瀬取りが疑われるとして同船を保有する会社の関係者を昨秋調べたものの、嫌疑なしと判断している。だが、米国が発表したリストに同船が韓国船籍の船舶としては初めて記載されたため、調査を行ったものとみられる。

https://m-jp.yna.co.kr/view/AJP20190403003500882?section=politics/index
聯合ニュース 2019.04.03 18:29

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