◆ セクハラ騒動の文喜相議長を援護射撃!? 韓国与党重鎮「林利子議員のことを男だと思っていた」

文喜相(ムン・ヒサン)国会議長の林利子(イム・イジャ)議員=自由韓国党=に対する「セクハラ(性的嫌がらせ)」騒動が第2ラウンドに入った。
韓国政界では25日、与党・共に民主党最高委員の薛勲(ソル・フン)議員が一部の記者と会い、「はじめは林利子議員のことを男だと思っていた」と語ったという話が広まった。

文喜相議長をかばおうとして発言したものだという。
最大野党・自由韓国党の閔庚旭(ミン・ギョンウク)報道官は「薛勲議員は(同党の)同僚女性議員に絶対に言ってはならないことを言った」として謝罪と議員辞職を要求した。

薛勲議員室の関係者は「(薛勲議員が)『林利子議員に初めて会った時、強いイメージがしたため男性だと思ったが、一緒に国会で活動をしてみたらすばらしい人だった」と言ったことが間違って伝わったものだ」と釈明した。
国会司法制度改革特別委員会所属の朴範界(パク・ボムゲ)議員=共に民主党=は「(文喜相議長がセクハラをした)あの状況は衆人環視(複数の人々が取り囲んで見ていた)の状況だったので、性的なものが入り込む余地はない」と言った。

自由韓国党は文在寅(ムン・ジェイン)政権が強調してきた「性認知感受性」(gender sensitivity=社会的性差への配慮)に真っ向から相対する擁護だと反発した。
自由韓国党の申普羅(シン・ボラ)最高委員は「被害者に対する2度目の加害発言だ」と言った。

一方、自由韓国党では、イ・チェイク議員が前日の議員総会で林利子議員を擁護しようとした発言が、逆に同議員をおとしめているのではないかと批判を浴びた。
イ・チェイク議員は「(林利子議員は)結婚もあきらめて今日ここまで来た、言い方を変えれば『オールドミス』だ。
かわいそうな林利子議員のような人に侮辱感を与え、セクハラしてもいいのか」と言った。

朝鮮日報 2019/04/26 10:01
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