0001右大臣・大ちゃん之弼 ★ 転載あかん
2019/05/09(木) 12:31:54.03ID:CAP_USER民間人であれば同性間性行為は合法だが、キリスト教福音派の影響が強い保守的な韓国社会で、大部分の同性愛者は他人に気付かれないように暮らしている。
将校だった男性は「懸命に働いてきたが、容疑者になってしまえば何も関係なかった」とAFPに語った。「ただ死にたいと思う日々だった」。男性は、パートナーの携帯電話に残っていた自分のメッセージが軍当局に発見されたため拘束された。
韓国では健康なすべての成人男性に、約2年間の兵役が課されている。兵役は愛国的義務であり、2年間の義務を果たせないことは、社会的地位や将来の雇用にまで響く不名誉とされている。
■先進国で唯一
韓国は先進諸国で唯一、兵士同士の合意に基づく同性間性行為を犯罪と定める軍の取り決めがある。違反すると軍法会議で裁かれ、有罪となると懲役2年を科される可能性がある。
2017年には軍内部調査により、同性愛行為で兵士22人が身柄を拘束された。
前出の男性は他の兵士たちよりも幸運だった。兵役期間の最後の月に起訴されたため、裁判は民間法廷で行われることになり、無罪判決が下った。軍の同性間性行為禁止の取り決めにより起訴され、無罪となったのは初めてだった。
だが、検察側が控訴したため、男性は控訴審を待っている状況で、法的にも社会的にも不安定な状態で過ごしている。この間、新たな職に就いて市民生活に復帰し、家族には自分の性的指向を詳しく知られないように努めてきた。
「自分の存在すべてを否定されているようだ」と男性は言う。「そもそも、私は起訴されるべきではなかった」
■同性愛者狩り
首都ソウルを拠点とする人権団体、軍人権センター(Military Human Rights Center)によると、韓国軍は不正行為が疑われる兵士に対する捜査で、非常に干渉的な「魔女狩りのような」手法を使う。2017年の捜査では、軍内の同性愛者を追跡するため、同性愛者とみなした兵士に捜査官の目の前でデートアプリを使うよう強制した。
また、ある兵士が同性愛者であることを軍のカウンセラーに告白し、カウンセラーがそれを当局に報告したため、現在海軍士官3人が捜査を受けているという。「本人の同意なしに軍のセラピストが兵士の性的指向を暴露したという事実が、韓国軍内の人権状況を物語っている」と、センター代表のリム・テフン(Lim Tae-hoon)氏は指摘する。
2017年に拘束されたうち12人は、軍の同性間性行為禁止は違憲だとして憲法裁判所に訴えた。この規則は1962年に定められて以来、既に3度、合憲性が問われている。
こうした状況を批判する国際人権団体も多い。
アムネスティ・インターナショナル(Amnesty International)は、軍の同性間性行為の禁止は「時代遅れで差別的」と評している。一方、ヒューマン・ライツ・ウオッチ(Human Rights Watch)は、韓国憲法裁へ提出した書面の中で同法について「韓国の人権記録上の汚点」と述べ、撤廃を求めている。
ヒューマン・ライツ・ウオッチで性的少数者(LGBT)の人権部門責任者を務めるグレーム・リード(Graeme Reid)氏は「成人同士の合意に基づく同性間性交渉を犯罪とすることは、歴史書の中に追いやられるべきだ。韓国社会にふさわしくない」と語った。(c)AFP/Claire LEE
https://www.afpbb.com/articles/-/3221928?cx_part=top_category&cx_position=2#default
2019年5月9日 11:42