米国を訪問中の韓米議会外交フォーラム所属議員らが「ベトナムで行われた2回目の米朝首脳会談決裂以降、米国内では北朝鮮の核問題が優先順位で後回しにされた雰囲気」と伝えた。議員団は19日に韓国を出発し、米国務省のビーガン対北朝鮮政策特別代表、米議会上院軍事委員会のインホフ委員長(共和党)、米議会の韓国研究グループ(CSGK)の議員ら、さらにシンクタンクの関係者らと面会した。

 フォーラムの団長を務める与党・共に民主党の丁世均(チョン・セギュン)前国会議長は21日(米国時間)、ワシントンDC近くで開催された韓国特派員との懇談会で「2016年秋に与野党議員らと米国を訪問したときは北朝鮮の核問題が深刻に考えられ、強硬な意見とそうでない意見が入り交じっていたが、今回は当時に比べると関心や熱気が冷めているようだ」と伝えた。

 中道系野党・正しい未来党の鄭柄国(チョン・ビョングク)議員も「今年2月にも米国を訪問したが、当時も2回目の米朝首脳会談によって雰囲気が大きく変わった」「会談以前は北朝鮮の核問題が米国内で非常に重要視されていたが、今回はかなり後回しにされていると感じた」と述べた。保守系野党・自由韓国党の鄭宇沢(チョン・ウテク)議員は「コリア・スタディー・グループの議員らと会ったところ、韓米両国の国内事情などから考えると、3回目の米朝首脳会談があるとすれば年末ごろになるとの見方が語られていた」と伝えた。

ニューヨーク=呉允熙(オ・ユンヒ)特派員

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2019/05/23 10:00