【ソウル時事】訪韓したシャナハン米国防長官代行は3日、ソウルで、鄭景斗国防相と会談し、「国際社会が要求する責任に応じるまで制裁を履行していく」と述べ、北朝鮮の非核化まで国際社会と連携して圧力を維持する考えを示した。聯合ニュースが会談の冒頭発言を伝えた。
 シャナハン氏は、米韓同盟について「朝鮮半島だけでなく、北東アジア地域の平和と安定の中心軸だ」と述べた。米韓両国が「互いの安定に挑戦する北朝鮮の全行動を監視していく」と強調。「われわれの戦力は完全な準備を整えている」と語り、5月に短距離弾道ミサイルを発射した北朝鮮への警戒を続けていく姿勢を示した。
 鄭氏も、米朝の非核化交渉に関し「外交努力を軍事的に引き続き後押ししていくことで、全面的に一致した立場を堅持している」と指摘。米国との協調を確認した。

https://www.jiji.com/jc/article?k=2019060300503&;g=int
時事ドットコム 2019年06月03日14時32分

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3日、ソウルで行われた米韓国防相会談の冒頭、握手するシャナハン国防長官代行(左手前)と鄭景斗国防相(右手前)(AFP時事)