日本政府が半導体材料の韓国向け輸出規制を強化するというニュースが先月30日に報じられると、
韓国の半導体・ディスプレイ業界では「やはり日本は怖い」という言葉が飛び交った。

規制という事実よりも、対象とされた材料3種があまりにも手痛かったからだ。

日本への依存度が高いだけでなく、すぐに台湾や中国、韓国企業などに輸入先・仕入れ先を変更しにくい材料で、
しかも、国産化も最も難しい。

例えば、半導体回路を描画する材料であるレジスト(感光剤)は日本の住友と信越が世界市場を掌握している。
韓国でも錦湖石油化学、東進セミケム、トンウ・ファインケムなどのメーカーがある。

問題は、国産レジストは品質水準が低く、10ナノ級以下の超微細工程では描画できないことだ。
半導体業界では「日本と同水準のレジストを作るには、韓国企業は『ゼロ』から研究開発(R&D)をあらためて始めなければならない」と語った。
http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2019/07/03/2019070380049.html