2019年7月15日、韓国・聯合ニュースは、韓国の環境団体「青い世界グリーンワールド」が、
「福島原発事故による放射能汚染と五輪の安全性に対する疑問」と題した文書を国際オリンピック委員会(IOC)に送付する計画だと伝えた。

記事によると、この団体は文書で「福島原発事故による放射能流出について世界中が懸念している」
「2020年東京五輪は完璧に安全だと検証されているのか、信頼できる方法で安定性が検証されているのか、答えてほしい」と求めている。

また「一部の競技場は事故地域に大変近い。福島では野球とソフトボールを、宮城と茨城ではサッカーの試合を行う。
選手、メディア、観客が摂取する飲食物は放射能から安全なのか」「五輪開催地の選定過程で日本から信頼できる資料を十分に受け取ったのか、
専門家による調査団を構成し、放射能汚染と五輪の安全性について調べたことはあるのか」と質問しているという。

この他、世界貿易機関(WTO)が韓国による福島産などの水産物輸入禁止措置を妥当とする判決を下したことにも触れ、
「WTOの決定は福島原発による放射能汚染を国際社会が認めたということだ」
「選手団、取材陣、観客の安全のためには、東京五輪開催を強行するのかについて深刻な検討が必要だ」と主張しているという。

記事によると、同団体のパク・イルソン代表は日本の対韓国輸出規制強化について
「徴用被害者への賠償命令の判決に対する報復として一部品目の輸出を統制することは明らかに経済侵略だ」と主張し、
8日に日本の経済産業省前で1人デモを行った人物だという。

この記事に、韓国のネットユーザーからは「長い時間をかけて準備してきた選手たちには気の毒だが、ボイコットすべきだ」
「五輪出場を拒否すべき。大切な選手たちを放射能にさらすわけにはいかない」など、「東京五輪ボイコットこそ答えだ」という意見が殺到している。

その他にも、同団体に対する「よくやった。応援するよ」との称賛や「放射能が心配だ。日本には行かない方がいい」
「いっそ日本を旅行制限国に指定すればいい。嫌韓、テロの危険に、放射能の懸念もある」

「この夏、日本旅行を計画していたがキャンセルしたよ。この機会に韓国人の団結を見せよう。日本製品も使わないで。これこそ愛国だ」などの声が相次いでいる。
https://www.recordchina.co.jp/b729933-s0-c30-d0144.html