【NQN香港=柘植康文】

29日の韓国株式市場で総合株価指数(KOSPI)は大幅に4日続落した。終値は前週末比36.78ポイント(1.78%)安の2029.48と、5月29日以来、2カ月ぶりの安値を付けた。

日本による半導体材料の輸出制限など日韓関係の冷え込みや低調な企業業績が心理的な重荷となり、持ち高を整理する売りが出た。

サムスン電子や半導体のSKハイニックスが下落した。現代自動車や起亜自動車も売られた。鉄鋼のポスコも下げた。

小売りのロッテショッピングや化粧品のアモーレパシフィックグループが軟調だった。IT(情報技術)のネイバーに売りが出た。

半面、韓国造船海洋は上昇した。韓国電力公社や通信のSKテレコムも堅調だった。


2019年7月29日 15:58
https://r.nikkei.com/article/DGXLASB2IDE22_29072019000000?unlock=1&;s=1