名古屋市内などで開催中の国際芸術祭「あいちトリエンナーレ2019」で、元従軍慰安婦を題材とする韓国人作家の「平和の少女像」が出品され、同市の河村たかし市長が撤去を求めていた問題で、主催する実行委員会会長の大村秀章・愛知県知事が3日記者会見し、像を同日限りで撤去すると発表した。

像を巡っては、会場を2日に視察した河村市長が「表現の不自由という領域ではない。多額の税金を使ったところで(展示を)しなくてもいい」と批判。芸術祭を支援する文化庁も「展示内容を精査する必要がある」とし、補助金交付に慎重な姿勢を示していた。


毎日新聞2019年8月3日 17時15分
https://mainichi.jp/articles/20190803/k00/00m/040/110000c