「なぜ日本の国花を見に行かなければならないの。」
バスに乗ることを拒否した子供の説明はこうだった。我が国を侵略し、私たち民族を困らせて悪い問題を起こした日本国。それで日本人の花のお花見がいやで乗車を拒否した。

記者も反日感情を容易に払いのけられないまま生きてきた。硬直した韓日関係を破ることができず、普通の日本旅行さえ、さっさとは出られなかった。子供の桜の理由は30年前のことだ。いきなりこの理由を思い出したのは悪化一途に展開している反日感情からの連想だ。

最近、日本不買運動が強まっている。しかも光復節が目前に近づき、反日感情は頂点に達する。不買運動方法も多様だ。流通業界は日本製品の代わりに国産代替材使用を促す雰囲気だ。いわゆる「愛国マーケティング」だ。このような「愛国マーケティング」は国内企業の実際、売り上げ増大につながり期待につながっている。

ムン・ジェイン大統領は「再び負けません」という決意を宣言した。かつてないほど反日のメッセージが最高に高まっている。形と方法はそれぞれ違うが、反日感情は頂点に向かって駆け上がっていることだけは間違いない。ここで明らかな共通点は私たち国民全てに反日(克日含む)のDNAが流れているという事実だ。正常な国民ならば。

30年余り前、日本人の花見にまで抵抗した子供の「反日」は自然だった。「ぼく、今日は桜の花を見てもっと美しい花は何があるのか調べよう。より良い花を咲かせて日本の花に勝とう。」幼稚園の先生のこの一言が子供の心を動かした。より良い花を咲かせて日本に勝とう、というきわめて自然な解決法を与えたのだ。

「克日」の共感。それが子供の心を動かした。ムン大統領の「再び負けない」という意思表明に力を加える。私たちみんなに反日のDNAが流れている。「必ず勝つ」というDNAが溶けている。克日と反日は私たちの民族が持って生まれた運命のようなもの。私たちみんなが力を合わせる時だ。私たちの反日DNAは一点も恥ずかしくない。

ソ・ジュンクォン記者
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ソース:金剛日報(韓国語)<反日のDNA,そして愛国マーケティング>
http://www.ggilbo.com/news/articleView.html?idxno=692229