日本が北朝鮮の短距離弾道ミサイル推定発射体発射の事実を韓国政府より先に発表するなど、「見せるブリーフィング」をしたことに対して韓国正義党の金鍾大(キム・ジョンデ)議員が「直視せよ。これが韓日軍事情報交流の実状だ」というタイトルの文を通じて「何の意味もない」と指摘した。

安保専門家のキム議員は25日、自身のフェイスブックにあげた文を通じて「日本が北朝鮮のミサイル発射を探知して韓国より12分も早くその事実を発表したというが、何の意味もない」として「日本はメディア発表を先にしただけであって、発射の可否も韓国より遅く知り、高度、距離、発射地点などについては一言もなかった」と指摘した。

キム議員は「国防部によれば昨日、日本側が『直ちに北朝鮮ミサイル発射情報をくれ』と急遽求めてきた。私たちの合同参謀は日本の願いとおり与えた。北朝鮮がミサイル発射すればするほど差し迫るのは常に日本であって韓国ではない。今まで私たちが必要とする北朝鮮ミサイル発射と関連した映像情報は日本から提供されたことがない。ところが、私たちは発射地点、軌道、速度まで日本に全部提供した」と指摘した。

韓国政府が日本側に終了通知をした韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)は来る11月22日深夜12時まで効力が残っている。キム議員は政府関係者もやはりGSOMIA締結後「日本との30回の北朝鮮情報交換中、有用だった場合はただの一度もない」と話したとも伝えた。

キム議員は「この様な情報は私たちが一台5000億ウォンもしたグリーンパインレーダー、一隻に換装費と戦闘体系まで2兆ウォン以上投じたイージス艦から確保した先端レーダー情報、5000億ウォンを超える白頭偵察機に確保した信号情報、また、5000億ウォンの価値を越える金剛偵察機が確保した映像情報。日本はこれをまるごと出せ、というのがGSOMIAの本質だ。本来、情報というのは様々な出処の情報を融合する時、価値は高まる。だから日本のつまらない情報でもないよりは良い。しかし、そのような情報がないからといって、重要な空白が発生するわけでもない」と説明した。

キム議員は「ところが2017年韓日慰安婦協議再検討問題で韓日関係が冷却している時期に日本はこの協定の存在意義を色あせさせるほど私たちに情報を提供しなかった。そんなに傲慢な日本だが、唯一情報交流の時だけ私たちに低姿勢をとる。それでも国内安保について何がしか知っているという人さえ、日本の優れた情報力と言いながら協定の延長を主張する。私たちを小さく、日本を大きくするとんでもない話だ。なぜ私たちが先に日本の『衛星神話』を作って、これを信奉するのか分からない」と指摘した。

キム議員は去る2017年にあったこととして「北朝鮮のミサイル情報を得に来た日本が私たちに与えた情報は衛星映像でもなくグーグル地図に北朝鮮の発射推定地点を表記した図表一つが全部だった。この会議が終わって合同参謀関係者たちは『情報強国という日本がこの程度ならがっかり』という反応だった」と伝えた。キム議員は「日本も使わない言葉を先に使いながら日本の下に入ろうと言うす彼らの姿勢こそ親日性を表わすのではないか。最初から韓国が日本の属国になる日本の夢を遠慮なく話すことではないだろうか。この方々に警鐘を鳴らすためにも今回の協定終了決定はうまくいった。ずっと押し通さなければならない」とした。
(後略:北朝鮮に対する姿勢)

ソース:プレシアン(韓国語)キム・ジョンデ"情報強国日本?つまらない情報持ってきて虚脱"
http://www.pressian.com/news/article?no=254382