(台北 4日 中央社)対中融和路線の最大野党・国民党の呉敦義主席(党首)は4日、党の中央常務委員会で談話を発表し、抗議デモの激しさが増している香港情勢について、関心を表明した。香港政府は民主主義の精神と人権保障という普遍的価値を重視するべきだと訴えた。 

呉氏は、暴力による対処には賛同しないとし、激しい手段でデモ隊を排除するのにも反対だと言明。香港政府に対し、市民との対話を呼び掛け、事態の早期収拾に期待を示した。 

また、中華民国は主権独立国家だとした上で、中国共産党が主張する「一国二制度」を国民党は受け入れず、台湾独立にも断固反対だとの立場を改めて強調。一つの中国を台湾と中国がそれぞれに解釈する「92年コンセンサス」を堅持する考えを示した。 

(余祥/編集:楊千慧)

http://japan.cna.com.tw/news/achi/201909040008.aspx
中央社フォーカス台湾 2019/09/04 18:42

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国民党の呉敦義主席