第21回信州岩波講座の本年度3回目の講座は21日、須坂市メセナホールで開いた。東京大名誉教授で政治学者の姜尚中さん(69)=北佐久郡軽井沢町=が「日本を考える私」と題して講演。

最近の日韓関係の悪化について「歴史」「経済」「安全保障」の問題が混然となっているとし、正常化に向けて各問題を分けて考える必要があると訴えた。


 姜さんは「日本の中には自国の脅威とならないよう、南北に分断された現状の朝鮮半島を望む隠れたコンセンサスがある」と指摘。


一方、韓国側には民族の分断を乗り越えようとする動きがある。朝鮮半島の統一には、日本を含めた国際社会の理解が必要だとも話した。


会場の高校生からの「韓国と仲良くするために若い世代はどうすれば良いか」という質問に対し、姜さんは「今の日韓の若者は放っておいても音楽などで自然につながっている。好きな韓国文化があれば素直に受容し、市民社会レベルで交流を深めてほしい」と話した。約千人が聴いた。

講座は須坂市や岩波書店、NPO法人「ふおらむ集団999」、信濃毎日新聞社などの実行委員会が主催。講演後に20周年の記念パーティーが開かれた。

信濃毎日新聞
https://www.shinmai.co.jp/news/nagano/20190922/KT190921SFI090009000.php


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