国連総会に出席するためアメリカ・ニューヨークを訪れている文在寅(ムン・ジェイン)大統領は、
国際オリンピック委員会のトーマス・バッハ会長と会談する際、
日本が2020東京オリンピックで旭日旗の会場への持込みを認めたことについて強い懸念を表明する見通しです。

大統領府青瓦台や外交当局の関係者が、明らかにしたところによりますと、
文大統領は訪米期間中、IOCのバッハ会長と会談する予定で、
日本が旭日旗の会場への持ち込みを許可したことについて批判し、強い懸念を表明する見通しだということです。

韓国政府は今月4日、IOCに書簡を送り、「旭日旗は19世紀末から太平洋戦争にかけて日本帝国主義のアジア侵略戦争に用いられた旧日本軍の旗だ 」とし、
東京オリンピックでの旭日旗の使用を禁じるよう勧告してほしいと要請しています。

IOCはこれに対して、「スポーツ競技場は、政治的意見表明の場となってはならない」とする基本的な立場を示しています。
http://world.kbs.co.kr/service/news_view.htm?lang=j&;Seq_Code=73409