神戸市が王子動物園(同市灘区)で中国と共同繁殖研究に取り組んでいるジャイアントパンダについて、久元喜造市長は27日、東京・永田町の自民党本部で二階俊博幹事長と面会し、現在飼育している雌「旦旦」の貸与契約の延長や新たな雄の補充に向け、支援を要請した。

 旦旦の貸与期限は2020年7月。政府が中国に国内への新たな貸し出しを要請しているが、誘致には仙台市や茨城県日立市、秋田市も名乗りを上げている。

 この日は、自民の谷公一兵庫県連会長ら地元関係の国会議員4人も同席。神戸市は中国と2000年から研究を続け、緊密な連携や専門知識の蓄積がある点などをアピールした。面会後、久元市長は「現状について質問もされ、熱心にお聞きいただいた」と手応えを示した。今後、外務省や駐日中国大使などにも要望を伝えていくという。(永見将人)

https://www.kobe-np.co.jp/news/sougou/201909/sp/0012738846.shtml
神戸新聞NEXT 2019/09/27 17:41