【ソウル共同】韓国のチョ・グク法相の親族が運営している学校法人を巡る不正疑惑で、ソウル中央地裁は9日未明、チョ氏の50代の弟に対する背任容疑などの検察の逮捕状請求を棄却した。疑惑への検察捜査は一定の打撃が避けられない見通し。聯合ニュースが報じた。

 弟は、学校法人から資金を引き出すため民事訴訟を偽装したほか、学校法人が運営する中学校の教師への就職希望者側から採用の対価として数億ウォン(数千万円)の裏金を受け取った疑いがある。

 検察は「棄却は納得しがたい決定だ」などと反発、逮捕状の再請求などを検討する方針。

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©一般社団法人共同通信社 2019/10/9 05:30 (JST)