明治27年(1894)3月、朝鮮で戦火が上がった。

李王朝の発祥の地、全羅道の道都・全州で甲午農民戦争(東学党の乱)が勃発 した。

「東学」とはキリスト教の「西学」に対するもので

朝鮮の伝統的な儒教、仏教、道教の3教を折衷した、創始者・崔済愚(チェジェウ)による新興宗教。

朝鮮政府は1864年、邪教として創始者の崔を処刑 しています。

東学党の幹部であった 全 ?準(チョンポンジュン)が悪政、地方役人の横暴(租税などの厳しい取り立て)に抗議 して

朝鮮の農民を率いて反乱を起こし、全羅道を占領 し、国内は内乱状態となった。