0001右大臣・大ちゃん之弼 ★ 転載あかん
2019/11/05(火) 01:10:55.34ID:CAP_USER文氏も放課後や休みの日に手伝ったが、すすだらけになる練炭配達が恥ずかしく、いつも母親に不満をこぼしていたという。
ある時、練炭を山積みにしたリヤカーの前を文氏が持ち、母が後ろで押さえながら坂道を下った。重さに耐えきれなくなった母が、思わず手を放してしまった。
「そのため私は側溝に落ちてしまった。練炭が少し割れただけでけがはしなかったが、母はひどく心を痛めた」とある。自伝「運命」で、最も印象に残るシーンだ。
もともと両親は朝鮮戦争の戦火を逃れ、韓国南部に定着。その後、文氏が生まれた。
大学卒業後、文氏は故郷に戻るが、大統領に当選した後は、なかなか会えなくなる。
その母が先月末、南部・釜山の病院で亡くなった。文氏は、「親不孝ばかりだった」と後悔まじりの文章を発表した。
これを知った安倍晋三首相は、文氏に弔電を送ったという。これに先だって文氏も、台風被害のお見舞いメッセージを安倍首相に送っている。二人は政治の面では対立しているが、人を思う気持ちは同じだろう。
こんな小さな配慮を積み重ねれば、二つの国はもう少し近くなるはずだ。(五味洋治)
https://www.tokyo-np.co.jp/article/column/ronsetu/CK2019110402000162.html
東京新聞 2019年11月4日