2019年11月4日、韓国メディア・韓国日報などは、東京五輪で競技場への旭日旗の持ち込みが禁止されないことについて「米歴史学者も問題視している」と報じた。

記事によると、、米国内の代表的な知韓派学者とされる米コネチカット大学歴史学科のアレクシス・ダデン教授は1日(現地時間)、英ガーディアン紙に「恐怖の歴史を帯びた日本の旭日旗は東京五輪で必ず禁止されるべき」と題したコラムを寄稿し、「旭日旗が企業の広告に時々使われるが、厳密に言えば戦犯旗だ」と指摘した。

また「第2次世界大戦まで日本の帝国主義の象徴として使用され、1954年からは海上自衛隊の旗として使用されている」とし、「旭日旗は日本の国旗でないため、国際オリンピック委員会(IOC)は旭日旗の使用を禁止する権限を持っている」と強調。さらに、日韓の歴史問題が起こるたびに「日韓で解決せよ」という立場を示している米国に対しても、「米国も責任当事国だ」と指摘したという。

これを受け韓国のネット上では、ダデン教授に対し「さすが素晴らしい米国の教授」「こんなすごい学者がいるなんて。韓国の歴史学者たちもみんな声明を出してほしい!」など称賛のコメントが寄せられている。

またIOCに対し「ハーケンクロイツの旗も五輪で振っていい?」「そもそも旭日旗は国旗じゃないんだし、使っちゃ駄目でしょ」「ちょっとは歴史の勉強したら?」「旭日旗は侵略の象徴だから当然IOCは禁止すべき」などと反論する声や、「ここでIOCが旭日旗の使用を禁止したら、欧米を中心に世界的に旭日旗に対する視線が変わるだろう。どうか日本のお金に良心を売らずに、しっかり行動してほしい」と求める声も上がっている。
Record china
2019年11月6日(水) 11時50分
https://www.recordchina.co.jp/b757438-s0-c50-d0127.html