在日コリアンに親しまれる大阪市天王寺区の統国寺では、境内に高さ3・5メートル、幅1・2メートル、厚さ20センチのベルリンの壁が2枚展示されている。壁の崩壊から9日で30年。一方で冷え込むばかりの日韓関係を念頭に、崔無碍住職(68)は「分断を乗り越え、融和に向かってほしい」と話す。

 寺では今月2日、芸術家らが日韓関係の改善を祈念するイベントを開催。イラストレーターの黒田征太郎さん(80)が約200人の観客を前に、韓国伝統芸能の太鼓の音に合わせ、白いキャンバスに真っ青な海と輝く太陽を即興で描いた。(共同通信)

沖縄タイムス
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