韓国の自動車産業がリーマン・ショック後、最も振るわない。輸出と国内販売がいずれも鈍化し、
今年は年間生産台数が400万台を割り込む可能性が高まった。

韓国自動車産業協会によると、韓国完成車メーカーの1〜10月の販売台数(輸出と国内販売)は324万2340台で、
前年同期比0.7%減少した。1〜10月としては2009年(278万5914台)以降で最も少ない。

このままの流れが続く場合、年間販売台数は2015年(456万3507台)から4年連続で減少が続くとみられ、
400万台達成も容易ではないと予想される

400万台を達成するには11、12月の2か月間に月平均37万9000台以上を販売しなければならないが、
1〜10月の月平均販売台数は32万4000台にとどまった。

同期間の輸出台数は198万5632台で、前年同期比0.3%減少し、09年(169万6279台)以降で最低となった。
ただ、輸出額は354億ドル(約3兆8700億円)で同6.8%増加した。

国内販売も振るわない。同期間の国内販売台数は125万6708台で、同1.2%減少した。

販売不振で自動車生産台数はリーマン・ショック後初めて400万台を割り込むとの見通しが出ている。

1〜10月の自動車生産台数は326万6698台で、同0.4%減少した。
年間400万台を達成するためには年末までに月平均約36万7000台を生産しなければならい。

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