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▲今年8月13日、大田市西区ボラメ公園に設置された日帝徴用労働者像
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▲1926年9月9日、日本旭川新聞にのせられた「北海道土木工事現場で虐待を受ける人々」というタイトルの記事に載った日本労務者。一部で左側二番目の人物が徴用労働者像のモデルではないかという主張が提起されている。

日帝徴用労働者像の「日本人モデル」論議が加熱している。労働者像を作った彫刻家が「徴用労働者像は日本人をモデルにして作った」と主張した大田市(テジョンシ)議会キム・ソヨン(正しい未来党)議員と『反日種族主義』著者イ・ウヨン落星垈(ナクソンデ)経済研究所研究委員、チュ・ドンシク地域平等市民連帯代表などを相手に損害賠償請求訴訟を提起したからだ。

労働者像を彫刻したキム・ウンソン、キム・ソギョンさん夫妻は最近「キム・ソヨン議員などが『日本労務者をモデルにして徴用労働者像を作った』と虚偽事実を流布して名誉を傷つけた。彼らは私たち夫妻にそれぞれ6000万ウォンずつ出せ」という趣旨の損害賠償請求訴訟を議政府(ウィジョンブ)地方裁判所高揚支院に出したことが確認された。

キム氏夫妻は訴状で「2016年8月24日から去る8月13日まで日帝徴用被害者を象徴する『強制徴用労働者像』を作って日本の京都・ソウル龍山(ヨンサン)駅・釜山(プサン)・済州(チェジュ)・大田(テジョン)などに設置した。徴用に関連した新聞記事、論文、写真資料を研究し炭鉱の中の過酷な人生を表現し、普遍的な人権問題を提起できる労働者像を構想した」と主張した。

キムさん夫妻は日本軍「慰安婦」被害者を象徴する「平和の少女像」も製作したと明らかにした。これらは「このような苦悶と歴史を労働者像に溶かして入れなければならなかったため、特定の人をモデルにしておらず、私たちが構想したイメージで作業した。大田にたてた徴用労働者像のあちこちにも作家の想像的表現を溶かした」と言った。

キムさん夫妻は「労働者像がやせた上体を表わしたのは塵肺症や食事不足、強制労働などで身体はやせたが、人生に対する意志、自由の意志を捨てなかった労働者を表現した」とも強調した。キム・ソギョンさんは中央日報との通話で「訴訟を起こしたのは事実だが、今、詳しい話をするのは難しい」と話した。

これと関連して、キム・ソヨン議員は去る8月の報道資料等を通じて「私たちが『徴用労働者』として知っている写真の中の男性は日本人をモデルにしたのです。これは資料として確認されたし教育部もこれを認めて(教科書の写真を)修正したと理解しています」と言った。

キム議員が主張した男性は1926年9月9日、日本旭川新聞にのせられた「北海道土木工事現場で虐待を受ける人々」というタイトルの記事に出てきた日本労務者の写真をいう。この写真は2014年から2017年まで韓国史7種教科書に「朝鮮人強制徴用」などのタイトルでのせられた。今年、小学校6年の社会科国定教科書に載り報道機関と研究者の問題提起により、ステッカーを貼って使ったとイ研究委員などは明らかにした。

訴訟提起事実を知ったキム議員は「写真の中の日本人労務者とキムさん夫妻が作った労働者像イメージがとても似ており、多くの人が労働者像モデルと思っている。だが、私は銅像を作った作家の名前を取り上げて論じたことはない」と話した。

イ・ウヨン研究委員は「今まで発見された様々な徴用労働者写真の中でやせこけて肋骨が出ている人物は写真の日本人労務者が唯一だ。教科書に収録されるなど、あまりにも広く知られ、作家が該当写真を直接参照していなくても周辺が知らせた可能性がある」と反論した。
(後略)

大田(テジョン)=キム・パンヒョン記者

ソース:中央日報(韓国語)日帝徴用労働者像'日本人モデル'論議加熱..彫刻家"名誉毀損なった"
https://news.joins.com/article/23630404