新型コロナウイルスの感染拡大に備え、都内のドラックストアではマスクの売れ行きが大幅に伸びて、
品薄の状態が続いているところもあります。

このうち、東京 渋谷区宇田川町のドラッグストアでは、マスクの売れ行きが例年のおよそ5倍に伸びています。

29日は朝の開店時に並べていたマスクやアルコール消毒剤が午前中にはほぼ売り切れ、昼すぎに入荷した箱入りのマスク50箱を店員が補充すると、
棚に並べるそばから次々と売れていきました。

中には並べてから5分もたたないうちに売り切れる商品もあり、店によりますと、
こうした状態は中国の旧正月「春節」の大型連休に入る頃から続いているということです。

箱入りマスクを10箱ほど購入した中国人留学生の24歳の女性は、「たくさんマスクを買いましたが、
これは福建省にいる家族や友達に送るつもりです」と話しました。

三千里薬品 宇田川店の砂本一紀店長は「補充する商品が到着すると、どこからか人が現れてばっと売り切れる状況です。
マスクの問屋やメーカーにも問い合わせていますが、品薄だということで困っています」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200129/k10012263931000.html?utm_int=word_contents_list-items_003&;word_result=%E6%96%B0%E5%9E%8B%E8%82%BA%E7%82%8E