今年、大卒の新入社員採用の門が更に狭まるものとみられる。

28日、求人・求職マッチングプラットフォーム「サラムイン」が企業579社を対象に「2020年の大卒新入社員の採用計画」について調査した結果を発表した。調査は大企業163社、中堅企業52社、中小企業364社を対象に行われた。調査の結果、大卒の新入社員の採用計画があると明らかにした企業は全体の55.3%に留まった。一方、「未定」と回答した企業は23.1%、「採用計画がない」と回答したのは21.6%だった。

サラムインによると、大卒新入社員の採用計画があると回答した企業の割合は、最近3年連続で減少傾向にある。2018年には75%だった数値が昨年59.6%と大幅に下がったのに続き、今年は前年よりも4.3%ポイント更に下がった。

業種別では、金融・保険業の企業の78.6%が大卒の新入社員の採用計画があると発表した。続いて飲食・外食(64.3%)、機械・鉄鋼(64.3%)、情報通信・IT(64.2%)の順に高かった。一方、石油・化学(46.7%)、建設(40.9%)などは回答企業の半数以下のみが大卒新入社員の採用計画があることが分かった。造船・重工業企業については採用計画に関する調査に応じたすべての企業が「関連計画は未定」と答えた。

一方、新入社員を採用しない企業(125社)はその理由として「現在の人員でも十分だから(40.8%、複数回答)」を最も多く挙げた。続いて「業況が良くないため(32%)」、「人件費が負担になるため(22.4%)」、「職歴のある人員のみ採用する計画だから(17.6%)」、「非正規職員を採用する予定だから(5.6%)」などが続いた。

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1/29(水) 16:04配信 記事元 中央日報