【Close-up】ウイルスの恐怖に便乗・・・検証されていない誇大広告が殺到

|枕とコロナに何の関係が?
「この枕カバーはウイルス予防に効果」・・・科学的根拠なしで堂々と広報

|水入って来たら櫓を漕ぐ
医者までが「免疫重要で…静脈注射をうちなさい、韓方薬を飲みなさい」
自治体も「うちの地元の特産品は特効」

|専門家「全て誇大広告」
「健康だからといって罹らない病気ではない、免疫力が売りの広告は誇張」
「今のところ予防策は手洗い・マスク」
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国内のある大型インターネットショッピングモールで、『コロナ予防』というキーワードで商品を検索してみた。458件の商品がヒットした。ほとんどがマスクや手洗い浄剤などの衛生用品である。しかし、その中にはこのような広告文もあった。『国産生地の枕カバー、コロナウイルス予防、にきびケア、脱毛ケア』。枕カバーににきびや脱毛だけでなく、『新型コロナウイルス感染症(武漢肺炎)』の予防効果があるというのである。 説明には、何の科学的根拠も書かれていなかった。

(え)
https://image.chosun.com/sitedata/image/202002/17/2020021703362_0.jpg
▲ イラスト=パク・サンフン

最近、インターネットショッピングモールを中心に、『コロナウイルス予防』に効果があるという点を売りにした製品広告が殺到している。実際に効果があるものもあるが、誇張または虚偽広告も数多い。『武漢肺炎』に対する憂慮と恐怖心を利用して、『書入れ商売』をしようとする業者が現れているのである。専門家は、「ありえない誇張・誇大広告が大手を振っている」と口を揃えている。業者が『恐怖を刺激すれば売れる』という恐怖マーケティングに夢中になっている間、罪もない消費者は混乱を招き、不必要に財布まで開いている。

■ 自治体・医者も『武漢肺炎』マーケティング

あるインターネットショッピングモールで販売中のA栄養剤は、製品名とともに『猿梨の実エキス、コロナ予防』というフレーズが付けられた。猿梨の実の抽出物が、『武漢肺炎』に効果があるかように広告しているのである。躊躇なく混乱させる業者もある。B社の栄養剤は『FDA(米国食品医薬局)、食品医薬品安全庁(食薬庁)認証、コロナ効能におすすめ』と説明している。FDAと食薬庁が、この製品が武漢肺炎の効能を認めたという形に解釈されるフレーズである。食薬庁の関係者は、「健康機能食品の中にで、“コロナウイルス予防効果” と書いている製品は全て虚偽・誇大広告に当たる」と話した。今のところ、公認される『武漢肺炎』の予防法や治療法がないからである。疾病管理本部では武漢肺炎を予防するための心得として、手洗いやマスクの着用などを伝えている。

ソース:朝鮮日報(韓国語)
https://biz.chosun.com/site/data/html_dir/2020/02/17/2020021703370.html

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