http://image.koreatimes.com/article/2020/03/04/202003040730135e1.jpg
▲平和の少女像にパン粉をばらまいて逃走したアジア系容疑者の防犯カメラ映像。下は容疑者が芳名録に残した文章。
http://image.koreatimes.com/article/2020/03/04/202003040732135e2.jpg
▲平和の少女像にパン粉がまかれた姿。

米州韓人移民史博物館に展示された平和の少女像に日本人推定男性がパン粉をばらまいて逃走するいわゆる「パン粉テロ事件」が発生して警察が捜査に入った。

アメリカ韓人移民史博物館によれば2日午後3時頃、日本人と推定される男性がマンハッタン、ニューヨーク韓人会館内内の米州韓人移民史博物館に侵入して平和の少女像にパン粉をばらまいて消える事件が起きた。

この男性は博物館芳名録に日本語で「パンにハムをハサムニダ キム・ジョンイル」と嘲笑する文章を残した後、少女像にパン粉をばらまいて非常階段を通じて逃走した。この日午後遅く、事件を確認した博物館側は直ちにニューヨーク市警(NYPD)に申告して事件捜査を依頼し、警察が現在捜査中だ。事件が発生した2日は博物館の休館日でキュレーターが不在だった。

ニューヨーク韓人会館に設置された監視カメラの動画を見ると男性は他の人の出入りの後ろについて建物に入り、一回エレベーターに乗って上がって再び1階に降りて監視カメラの位置を確認後、再び6階の米州韓人移民史博物館に向かった。監視カメラには20〜30代と推定されるアジア系男性の姿が1階のエレベーター前でそわそわする姿と6階の米州韓人移民史博物館に入る姿が写っていた。平和の少女像の方向には監視カメラが設置されておらず、平和の少女像にパン粉をばらまく犯行場面は確認されなかった。

キム・ミンソン、 米州韓人移民史博物館館長は「(事件が発生した)月曜日は博物館が休館することをあらかじめ知って事前に犯行を計画したようだ。特に日帝に抵抗した3・1記念日の翌日このような犯罪を犯したことは明確に平和の少女像に侮辱を与えるためだろう」と警察に徹底した捜査を促した、と明らかにした。

<チョ・ジンウ記者>

ソース:コリアタイムズ(韓国語)ニューヨーク ピョンファウイソニョサン‘パン粉テロ’
http://www.koreatimes.com/article/20200304/1299255