警戒高まるアフリカ豚熱 訪日客などの違法な持ち込みは後を絶たず
毎日新聞 2020年3月6日 22時52分(最終更新 3月6日 22時52分)

アフリカ豚熱(ASF)は豚やイノシシに感染する伝染病で、人には無害だが、豚が感染すると発熱や皮膚から出血し致死率は極めて高い。通常の豚熱(CSF)よりも感染力が高く、有効なワクチンや治療法が見つかっていないため、台湾ではまだ確認されていないものの、中国や韓国などで感染が広がっている。

 生肉やソーセージなどの肉類には伝染病ウイルスが含まれる可能性があり、国は家畜伝染病予防法に基づき日本への持ち込みを原則禁止している。しかし、訪日客などによる違法な持ち込みは後を絶たない。
https://mainichi.jp/articles/20200306/k00/00m/040/372000c