韓国ヤクルトは9日、1969年の創業以来初めて、独自開発した乳酸菌を外部に販売すると発表した。同社は食品医薬品安全処から健康機能食品個別認定原料として認証を受けた「ラクトバシラス複合物」をダイエット補助食品メーカーのヘルスバランス、ヒューラムに供給する。

 韓国ヤクルトは外国から持ち込んだ乳酸菌を土台に1971年に最初の製品を発売した。「韓国にも韓国だけの菌がなくてはならない」とする創業者、尹徳炳(ユン・ドクピョン)会長の要求で、同社は95年に韓国で初めて乳酸菌の国産化を達成した。当時韓国ヤクルトの社員らは「乳酸菌独立万歳」を叫んだという。現在韓国ヤクルトは6種類の個別認定原料、24種類の特許乳酸菌を保有している。

 今回外部に販売を始めたラクトバシラス複合物はキムチから分離した韓国独自の乳酸菌で、韓国ヤクルトが2002年から30億ウォン(約2億5500万円)をかけて開発した。ラクトバシラス複合物をはじめ、新事業のプロバイオティクス乳酸菌の販売を本格的に開始する計画だ。韓国ヤクルト関係者は「会社が保有している乳酸菌原料の供給で国内の健康機能食品市場の活性化に取り組みたい」と説明した。

ソク・ナムジュン記者

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朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 2020/03/10 09:15

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