日本、新型コロナ検査件数増やすも、五輪考慮し「縮小」疑惑は変わらず


中国と日本の新型コロナウイルス感染状況に対して疑問の声が上がっている。
中国は14日、一日の新規感染者数が20人だった。このうち16人は外国から中国に来た人物で、
中国内の新規感染者は4人に過ぎなかった。

1カ月前、感染者が一日2600人以上出ていたのと比べると、事実上、流行が最終段階に入ったというものだ。

だが、疑問の声を上げる専門家もいる。中国が前例のない移動制限措置で効果を上げたのは事実だが、
感染力が強いウイルスの特徴から見ると、制圧ペースがあまりにも速いということだ。

チェ・ガンウォン明知病院感染内科教授は「(新規感染者の)勢いそのものは確かに減っているが、
感染者の増加が1−2けたという数字は信じがたい。ウイルス制圧に成功したことを外部に見せようという意図がある」と述べた。

キム・ウジュ高麗大学九老病院感染内科教授も「中国・湖北省と隣接している安徽省を見ると、
1週間以上にわたり感染者数が990人で止まっている。数字管理に入ったのではないか」と言った。

日本は14日、感染者数が前日比で62人増の1484人を記録した。クルーズ船の集団感染を除き、一日に60人以上増えたのは初めてだ。
日本政府は「新型コロナウイルス検査を受けようとしても受けられない」という批判が高まるや、検査件数を先月末の一日4000件から最近6000件に増やした。

しかし、9日時点の日本の検査件数は2万413件にとどまっている。韓国は15日午前0時の時点で26万8212件だ。

このため、東京五輪の開催が最大の関心事となっている状況で、日本政府は依然として検査件数を意図的に増やしていないという見方がある。
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