新型コロナウイルス感染症(コロナ19)の拡散によってその必要性が提起されている韓日通貨スワップ協定の締結について、日本側の担当閣僚である麻生太郎(アソ・タロ)副総理兼財務大臣が不服であるという反応を見せた。
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|記者懇談会で6〜7年前の交渉に言及
|「韓国、どうか借りてくださいと言えば借りてやる」
|スワップ延長頓挫の責任を韓国に転換

|2017年にちゃぶ台返しをしのは麻生自身
|当時、「金を貸せば返ってこない」との主張も
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チョン・セギュン(丁世均)首相が去る27日の外信記者懇談会で、「(米国に続いて)日本との通貨スワップも行うのが正しいと思う」と発言した直後だった。

麻生財務相の関連発言は、この日の午後4時50分から行われた記者懇談会で出た。

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▲ 麻生太郎副総理兼財務大臣

麻生財務大臣(以下、財務相)は、実際に提案があった場合にどう対応するかどうかについて、ひとまず発言を控えた。しかし、過去の韓国との交渉経験を紹介して、「日本としては残念に思うことはない」という趣旨で否定的な心境を示した。

懇談会の終わりに記者から、「韓日通貨スワップ協定の再開を要求する声が韓国で提起されているが、どう思っているのか」という質問を受けた麻生財務相は、「今から6〜7年前の話」と話を始めた。

「6〜7年前に(スワップ協定の残高が)日銀で50(億ドル)、財務省で100(億ドル)程度残っていたが、(韓国に)“大丈夫なのか” と尋ねたところ “大丈夫だ” と言っていた、それで(通貨協力の規模が)大幅に減った。 その時に “本当で大丈夫なのか” と尋ねると、韓国は “(どうか)借りてくださいと(日本が)言えば、借りてやらないこともない” と言っていた。 (金を貸す側が)頭を下げて “借りてください” とかいう話は聞いたことがない。(それで)席を立って(交渉から)撤収した。それが最後だ。スワップについて韓国との話はそれが最後だった。今はどうなっているのかよく分からない」。

記者が再度、「協定を要求する声があるが、どうするのか」と質問したが、麻生は、「仮定の質問には答えられない」とだけ述べた。韓国の公式要請がないため、答えられないというニュアンスだった。

両国が必要な時、お互いに通貨を交換する韓日通貨スワップは、2001年に20億ドル規模で始まった。 その後、外国為替市場の事情と両国関係の推移によって規模が増減し、2011年に一時は700億ドル以上に規模が拡大した。

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▲ 日本の衆議院に並んで出席した安倍晋三首相(右)と麻生太郎副総理兼財務相(2018年4月11日)

しかし、2012年の李明博(イ・ミョンバク)元大統領の独島(トクド)訪問などの余波で、その後の増額分が更新されず、2013年7月に両国の中央銀行間の協定が満了した。

アセアン+韓中日が締結した『チェンマイ・イニシアティブ』体制の中で、何とか命脈を維持していた両国間の100億ドル規模の通貨交換協定まで2015年2月に満了し、両国間の通貨協力の絆は完全に途絶えた。

麻生財務相が述べた6〜7年前が、正確にどの時点なのかは確認できない。しかし、協定満了を控えた2013〜2014年に両国間で交わした対話を指しているようだ。

麻生財務相の主張通りなら、日本が「協定を延長しなくても良いのか」と継続の意思を打診したが、韓国が「日本が頼めばする」という形の強硬な態度を見せたため、延長交渉が決裂したというのである。

しかし、「韓国との話はそれが最後だった」という麻生財務相の発言は、明らかに間違ったものである。両国は去る2016年8月、通貨スワップ協定締結の再推進に一旦合意している。

ソース:中央日報(韓国語)
https://news.joins.com/article/23742180

(前)
【日韓通貨スワップ】麻生、「お金を貸す側が頭を下げるという話を聞いたことがない」[03/30]
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★1投稿日:2020/03/30(月) 07:48ごろ

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