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(c) News1イ・ジウォン/デザイナー

(ソウル=ニュース1)結核予防接種で知られるBCGワクチンが新種コロナウイルス感染症(コロナ19)予防に効果がある、といううわさが広がるとすぐに日本で成人のBCGワクチン乱用被害が相次いでいる。

日本厚生労働省は別名「プル注射」(訳注:毎日新聞では「はんこ注射」)と呼ばれるBCGワクチンを成人が間違って注射して熱が出たり小便に血が混ざるなど被害事例が出ていると毎日新聞が最近、報道した。

BCGは新生児を対象に接種する結核予防注射で僅かな量だけ体内に入れる。しかし、コロナ19に効果的という説が浮上して海外で関連研究が始まった、という報道が出てるとすぐに成人需要が急増した。

日本製薬業者「BCG製造」によれば先月末、出荷量が普段の3倍に急増した。日本製薬業者は新生児対象分量を確保するために現在の供給を減らしている状況だ。東京保険医師協会は去る9日「乳児への定期接種ができなくなる」という憂慮を厚生省に伝達した。日本小児科学会は「すでに結核に免疫がある場合、ワクチンを再度接種すれば異常反応が出る可能性がある」と注意を促した。

これに先立って先月28日、ニューヨーク工科大学(NIC)研究陣はBCG予防接種を政策的に実施する国家の死亡者数がそうではない国家より、はるかに少ないことが明らかになったという研究結果を発表した。

パク・ヘヨン記者

(記者注:本記事に関する疑問点は>>2-5あたり)

ソース:マネートゥデイ(韓国語)'コロナ予防効果'うわさに日本でBCGワクチン乱用続出
https://news.mt.co.kr/mtview.php?no=2020041220318292681

関連記事:毎日新聞<新型コロナ予防しようと…BCGワクチン接種ミス 成人に“絶対禁止”の皮下注射>
https://mainichi.jp/articles/20200410/k00/00m/040/275000c
細い9本の針を刺す「はんこ注射」と呼ばれるBCGワクチン接種について、誤って皮下注射し、発熱やじんましん、血尿などの健康被害が出ていたことを厚生労働省が10日、明らかにした。

関連サイト:厚生労働省発表資料
https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/houdou_list_202004.html