「今年、現代・起亜自動車は日本のトヨタをとらえられるチャンスだったのに、新型コロナウイルスで駄目になるかもしれない」

 これは、現代・起亜自動車部品協力会社協同会の会長を務めているオ・ウォンソク・コリアFT会長が21日、
ソウル市瑞草区の自動車会館において成允模(ソン・ユンモ)産業通商資源部長官の主宰により行われた「自動車業界懇談会」で語った言葉だ。

 現代・起亜自動車は今年、「GV80」「アバンテ」「ソレント」などの新モデルを相次いで発売し、
「ツーソン」「サンタフェ」「カーニバル」などの新モデルも発売を控えている。

さらに、「トヨタの庭」とも言える東南アジア市場への進出も加速化している。韓国の新型コロナウイルス感染は収束局面に入ったが、
日本はこのところ新規感染者が急速に増えて収束の気配が見えておらず、「大躍進」のチャンスと見られていた。

ところが、新型コロナウイルス問題で現代・起亜自動車の海外工場の稼働中止が長期化、世界の自動車需要が減少し、

「ゴールデンタイム」(適期)を逃しているというのだ。この懇談会に出席した孔泳云現代自動車社長によると、
現代・起亜自動車は4月に海外在庫台数が急激に増えているという。

北米・欧州などでの営業が3月以降マヒしており、在庫を市場に出せずにいるからだ。

http://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2020/04/24/2020042480180.html