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▲ 日本の安倍晋三政権はコロナ19に備えるため、布マスクを一世帯に2枚ずつ配布すると発表した。
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連休中に江華島(カンファド)に行って来た。家を出て、『遠く』に遊びに行くのは久しぶりだった。チンダレコッ(ツツジの花)が咲き乱れた風景も見て、心も久しぶりに晴れやかになった感じだった。江華島は以前も何度か遊びに行ったことがあるが、今回のように人々が多く集中したのは初めて見た。新型コロナウイルス感染症(コロナ19)のため、今まで外出を控えていた人々が外の風に当たりに来た様子だった。海外旅行への道が閉ざされ、国内の観光地を訪ねた人たちも多かったと思う。

|布マスク配布が何の役に立つのか
|5350億ウォンの予算で防護服を買った方が

|大阪の病院に防護服の伝達を尋ねると
|基準を聞いて十日後に「大丈夫だ」

|韓国の情報が欲しいという依頼が多いが
|『韓国称賛=日本蔑視』と批判

日本も去る4月末から、『コルドン ウィク(ゴールデンウイーク)』と呼ばれる連休だった。ところがコロナ19の感染者が増え続けている状況のため、旅行客が激減した。例年なら混雑する航空機や新幹線、高速道路ががら明きの様子をニュースで見た。日本政府は連休が終わる前の去る4日、『緊急事態』の期限を今月末まで延長すると発表した。したがって、しばらくは日本国内への旅行も難しそうだ。

■ メニュオル(マニュアル)が無い急な対応には弱いようだ

私は去る4月の初めに日本から韓国に来て、2週間自宅隔離をした。隔離期間中に韓国の知人から「要る物があれば教えてください。送ります」、「自家隔離が終わったら、美味しい物を食べに行こう」など、暖かい言葉と気持ちをたくさん頂いた。無事に隔離期間が終わり、実際にお祝いの食事を何度かした。

最近、韓国がコロナ19の危機からいち早く回復する状況を見た日本のいくつかの放送局から、私に連絡が来た。韓国と日本は何が異なるのか、日本は今後どうすれば良いかなど、医療の専門家でもない私にインタビューをした。少しでも役に立てればと思い、分かる範囲で真剣に答えた。

決定的な違いは、日本の対応が遅すぎたということだ。地震のように頻繁に受ける事態に対してはある程度マニュアルがあり、迅速に対応できる一方、初めて経験する事態にはそうはいかない。日本の人々の大部分はマニュアル通りにするのは上手だが、融通を利かせて臨機応変に対処するのはできないケースが多い。何かを決めるのに長くかかったり、良く言えば慎重な面もあるが、コロナ19のように急に対処しなければならない事態には弱いようだ。

私も韓国に長く住んでいて、韓国のパリパリ(早く早く)スタイルに慣れたようだ。日本の対応が非常に息苦しく感じる。去る4月の中旬頃に大阪市内の医療機関で防護服が不足して、大阪市長が市民に対し、雨具を寄付して欲しいと要請しているのをニュースで見た。防護服がなく、ゴミ袋を使う状況だと話した。

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▲ 『一世帯に二枚のマスク』は、実効性が疑問視される安倍政権のマスク配布政策を批判するSNSのパロディー。

ソース:中央日報SUNDEY(韓国語)
https://news.joins.com/article/23772397

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