米フィラデルフィアでは韓国人経営の50店舗で略奪


黒人男性ジョージ・フロイドさんの死亡を受けて発生した人種差別に抗議するデモが米国全域に広がり、現地韓国人の被害が続出している。

韓国外交部によると、3日午後までに韓国人が経営する99店舗に財産被害があった。
特に韓国人およそ7万人が居住するペンシルバニア州フィラデルフィアで被害が大きかった。

外交部と現地韓国人によると、美容用品店や携帯電話店など韓国人が経営する約50店舗で略奪被害が発生した。
フロイドさんが死亡したミネソタ州ミネアポリスでは10件の被害が報告された。

寄付サイト「GoFundMe」に掲載された内容によると、ノースカロライナ州ウェリントンで35年以上営業している宝石店では先月30日(現地時間)、
窓を割って入った一部のデモ隊に店内のすべての商品を盗まれた。フィラデルフィアで美容用品店を経営する韓国人も一晩で65万ドル(約7000万円)の財産を失った。

先月31日晩に約30人が店舗のシャッターを壊して入り、略奪後に放火した。

シカゴで20年以上も衣料品店を経営する韓国人は新型コロナウイルスの感染拡大による封鎖令から2カ月ぶりとなる営業再開を準備していた。
しかし営業を2日後に控えた先月31日、SNSに自分の店が略奪される映像が登場した。

一部のデモ隊がショッピングカートを引いてきて商品を盗んでいく場面を見ることになった。

現地韓国人社会は緊張している。ロサンゼルスの韓国人タウン付近に暮らすキムさん(32)は
「戦争でも起きたように終日、ヘリコプターとサイレンの音が聞こえる」と伝えた。
https://japanese.joins.com/JArticle/266649?servcode=A00&;sectcode=A00