韓国全国経済人連合会(全経連)が韓国製品に対する輸入規制を緩和してほしいとインド政府に要請した。

全経連の権泰信(クォン・テシン)副会長は9日、ソウル汝矣島(ヨイド)全経連カンファレンスセンターで開かれたSripriya Ranganathan駐韓インド大使を招待した企業家の朝食懇談会で「韓国輸出品に対し、インドが米国の次に多くの輸入規制措置を課している」と明らかにした。

インドは昨年末基準で、韓国輸出品にアンチ・ダンピング25件、相殺関税1件、セーフガード6件など計32件の輸入規制措置を課すか調査をしている。特に昨年1年間で計12件の新規調査を始めるなど輸入規制を強化していた。

権氏は「新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)でインド内の投資環境がより一層厳しくなった」とし「最低限、昨年以前の水準に輸入規制措置が凍結されるようにしてほしい」と要請した。

また、新型コロナ沈静化後を見据え、韓中間「ファストトラック(迅速通路)」のように、韓国企業家に対するインド入国手続きの簡素化を建議した。

昨年の韓印間の交易額は200億ドル(約2兆1600億円)だった。特に新型コロナで今年1〜4月の交易規模は昨年同期比8.3%減少した。

ⓒ 中央日報日本語版 2020.06.09 13:23
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