先月アフリカのガボン近海で海賊に拉致された韓国人が37日ぶりに無事に解放された。外交部は9日、拉致された韓国人船長が8日夕方にナイジェリア南部地域で無事に解放されたと明らかにした。一緒に拉致されたセネガル国籍とインドネシア国籍の船員5人も解放され、在ナイジェリアの各国大使館に引き渡された。

船長は概ね健康が良好な状態だと確認された。外交部は船長が現在駐ナイジェリア大使館の保護を受けており、本人の意志により航空便の準備ができ次第韓国に戻る予定だと伝えた。

交渉は拉致勢力との直接交渉不可の原則により船会社側が進めた。韓国政府は関連機関との共助と船会社側とも緊密な疎通を維持してきたと明らかにした。外交部は事件発生直後に在外国民保護対策本部を設置し、ガボン、ナイジェリア、フランスにある大使館に現場対策班を設置した。

船長が乗ったエビ漁船は先月3日にガボンの首都リーブルビル近くの海域で操業中に海賊の攻撃を受けた。攻撃を受けた2隻の漁船にはそれぞれ9人の船員が乗っていた。12人は解放され、船長をはじめとする6人はコリスコ島の近くでボートに乗せられ拉致された。

中央日報日本語版 https://news.yahoo.co.jp/articles/ed3f0edf3a1765ce6169f900f62701c888d38b5c